前漢式鏡の分布の中心は福岡県で、連弧文銘帯鏡など一部は佐賀・対馬・壱岐・山口県西部に拡がり、少数ながら大分県・岡山県・大阪府にまでおよんでいる。
後漢式鏡には、方格規矩鏡・内行花文鏡のほか、獣帯鏡などがある。
いずれも弥生後期の遺跡から出土し、分布は福岡県・佐賀県を中心に、対馬・壱岐・熊本県・大分県の北九州一円におよぶ。
一部は岐阜県から兵庫県にかけての近畿方面にも少数ながら発見されている。
中国鏡は弥生V期(中期中葉)以降後期に至るまで一貫して福岡平野・糸島平野・嘉穂盆地・佐賀平野・唐津平野に分布の中心を持ち、時期が降るにつれ北九州の周辺地域に拡散し、後期以降に中国・近畿の一部に少数ながら分布する。
邪馬台国九州説では、主に後漢式鏡を卑弥呼の鏡に比定しているが、それに対し、畿内説では三角縁神獣鏡をあてる説が主流である。
三角縁神獣鏡は京都・奈良・大阪など畿内のほか、福岡でも多く発掘されている。
三角縁神獣鏡については卑弥呼の鏡を参照ください。
